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海外でドコモなど携帯の使用

海外でドコモ・au・ソフトバンク使用

海外でドコモ・au・ソフトバンクなど携帯事業者(キャリア)の携帯電話が使用できる国際サービスの情報をご案内します。
国際携帯電話サービス・ローミングサービスを利用することで海外でも携帯の利用が可能になります。
尚、サービス名や概要・料金は変更になっている場合がありますのでご了承下さい。

日本国内キャリアの携帯電話利用

海外渡航先にて日本で所有する携帯電話やスマートフォン(スマホ)を同じ番号そのままで利用することのできる国際ローミングサービス・海外ローミング相互接続サービスは、各国の携帯電話事業者がそれぞれの通信ネットワークを活用して海外でも携帯電話の利用が可能になっています。

世界の携帯電話通信方式についてですが、日本・韓国と他国では大きく異なります。他国で一般的なものはGSM(世界の携帯サービス・GSM・3Gとはページ参照)と呼ばれており、海外旅行人気国や地域を主体に利用が可能です。携帯会社やプランによっては利用可能エリアが限られています。

NTTドコモのWORLD WING(ワールドウィング)、ソフトバンクのSoftBank3G国際ローミングサービス、auのグローバルパスポートGSM(旧グローバルエキスパート)は海外でGSM方式を利用するタイプ、auのグローバルパスポートCDMAは国内と同一のCDMA方式を海外で利用するタイプです。日本国内契約の各社携帯電話を海外で利用する場合、LTE通信のローミングサービスには対応していないため3Gか2G通信での利用となります。

ドコモの国際ローミングは、FOMA機種からのサービスとなりWORLD WINGの事前申込みが必要です。905iシリーズ以降の機種からは標準で国際ローミング機能を搭載しており、3G+GSMローミング対応の国や地域で音声通話が利用できます。Xi(クロッシィ)機種はFOMAとしての機能を装備しており国際ローミング先ではFOMAとして動作します。旧モデルの3Gローミング対応904iシリーズは、アメリカ・中国(香港・マカオを除く)・タイ以外の国・地域で通話可能。一部機種や地域を除きiモードサービスが海外で利用できます。また、一部の割引サービス(パケット通信割引など)は適用されません。

au(KDDI)の世界サービス(国際ローミング)は、グローバルパスポートGSM(旧グローバルエキスパート)とグローバルパスポートCDMAとの2つの異なるサービスがあります。au icカードの差し替えが不要なグローバルパスポートGSM対応機は2機種のみとなっています。グローバルパスポートGSMはグローバルパスポートCDMAでは利用できなかったヨーロッパや中近東・アフリカでも利用する事ができる反面、韓国ではGSMネットワーク外のため利用できません。韓国はグローバルパスポートCDMAで利用可能です。

ソフトバンクは、iPhoneやSoftBank3G以降シリーズの機種で国際サービス(国際ローミング)が利用できます。元々、グローバルカンパニーであるボーダフォン社(Vodafone)の日本法人がドコモ等他社キャリアに先駆け海外対応携帯電話サービスの国際ローミングサービスを行っていました。ボーダフォン社がソフトバンクに買収されてからも国際サービスを積極的に展開しています。尚、一部の機種や地域を除いて、ソフトバンク携帯のWeb・メールサービスであるYahoo!ケータイが利可能です。日本独自のPDC方式である2GタイプのSoftBank6-2機種はローミングサービスが利用できません。

イー・モバイル(emobile)とPHS会社のウィルコム(WILLCOM)はソフトバンクグループのキャリアであったのですが2014年8月に統合しY!mobile(ワイモバイル)となりました。イーモバイルブランドの国際ローミング対応携帯であるGS03/02/01、S51SE、S42HW、Dual Diamond、H31IA、H11LC等の端末をソフトバンクと同じローミングのネットワークで利用可能です。

各社ともに、海外で国際ローミングを利用している場合は、現地の通信回線を間借りしているため、全ての通話が日本経由の国際電話となります。通話料は日本国内の料金体系と異なり、電話がかかってきた場合(着信時)や、転送料の他、事業者によっては呼出中も通話料が発生するため高額になりやすくなります。

また、海外では、Webやメールのパケット料金体系も異なるため、パケット定額プランの料金が適用されません。従って、当サイトの海外対応携帯サービスのメリット・デメリットページでも案内していますが、知らない間に通話料負担額が増える事態になります。
加えて、通話料金の基本プランに含まれている無料通話分について、現時点、ドコモは海外利用分でも適用していますが、ソフトバンクやauは非適用など、携帯電話会社によりサービス体系が異なることに注意が必要です。

    • システム名
      提供エリア
      GSM900 主に欧州、アジア
      GSM1800 上記の都市部
      GSM1900 主に北米、ハワイ
      cdmaOne 主に米国・カナダ・香港・オーストラリア
      W-CDMA 英国・イタリア・日本


      国際携帯電話サービス一覧

      携帯電話事業者の国際携帯サービス

        • システム名
          提供エリア
          docomo
          NTTドコモ
          WORLD WING(ワールドウィング)
          [海外対応携帯電話(GSM端末)所有者]
          FOMAの方は、FOMAカード(UIMカード)を海外携帯に差し替えて利用可能。movaの方は、WORLD WING海外専用カード申込みで専用カードを自分の携帯電話に挿入して利用可能。mova端末所要者も専用端末をレンタルすることで同一番号使用が可能です。
          ※通話料(着信受信料含む)・国際転送料がかかります。※海外通信事業者により呼出中も通話料が発生します。主に欧州、アジア
          au
          KDDI
          au 海外・国際サービス
          KDDIのauが運用する国際ローミングサービス。グローバルパスポートGSM・CDMA対応機種を所有していれば、海外のau提携会社サービスエリアにて同一番号で使用できます。
          ※通話料(着信受信料含む)・国際転送料がかかります。※海外通信事業者により呼出中も通話料が発生します。
          [au世界サービス端末レンタル]
          世界の国や地域で利用できる海外用携帯(Nokia6070等)を貸し出している。auのICカードを対応端末に差し替えることで国内の電話番号を海外でも利用することができる。
          ・1~30日:315円/日(補償料200円)
          ・31日以降:1,323円/週(補償料200円)
          事務手数料:540円/件(ネット申込時は無料)
          料金通知書の郵送:210円/件
          宅配手数料:540円/件
          キャンセル料:2,000円/台
          SoftBank
          ソフトバンク
          SoftBank 国際サービス
          ソフトバンクの国際ローミングサービス・世界対応ケータイ(世界対応携帯電話)は、ソフトバンクの国際ローミング対応端末、SoftBank3Gシリーズ端末を所有の場合は、同じ携帯電話の番号そのままで海外でも携帯電話を使用できます。
          ※通話料(着信受信料含む)・国際転送料がかかります。※海外通信事業者により呼出中も通話料が発生します。


      携帯電話事業者の国際ローミング対応一覧
        (サービス対応国や地域数・端末は随時変動)

      事業者 サービス名 通信方式 音声通話
      対応地域数
      (パケット通信)
      主な対応端末
      docomo
      NTTドコモ
      WORLD
      WING
      W-CDMA
      GSM
      225
      (204)
      iPhone
      Xperia/GALAXY
      ARROWS/MEDIAS
      Optimus/NEXT
      PRIME/STYLE
      SMART
      GSM 148
      (146)
      L-03C・P-02C
      ・F-08B
      au
      KDDI
      グローバル
      パスポート
      GSM
      GSM 196
      (150)
      iPhone
      Xperia/GALAXY
      ARROWS/MEDIAS
      Optimus/NEXT/
      PRIME/STYLE/
      SMART
      PROシリーズ端末等
      (端末で異なる)
      グローバル
      パスポート
      CDMA
      CDMA 2000
      1x
      24
      (15)
      iPhone・
      BRAVIA Phone
      ・S005
      ・X-RAY
      SoftBank
      ソフトバンク
      世界対応
      ケータイ
      W-CDMA
      GSM
      223
      (196)
      iPhone・
      iPad / iPadmini
      ・008SH・002P
      GSM 106
      (105)
      001SC・001SH
      ・930CA
      Y!mobile
      ワイモバイル
      世界対応
      ケータイ
      W-CDMA
      GSM
      106
      (105)
      GS03/02/01・
      S51SE・S42HW
      Dual Diamond
      H31IA


      海外使用時、日本の通話料との主な違い

      着信に料金がかかる 海外では着信した電話を受けた場合(伝言メモ含む)に着信料が発生します。一部の国・地域によって、これとは別に着信料が発生する場合もある。
      フリーダイヤルなどにも課金される 渡航先の通信事業者によっては、コレクトコール、フリーダイヤル、クレジットコール、プリペイドカードコールの通信でも、通信・通話料が発生する。尚、日本のフリーダイヤルにはかけられない。
      パケット通信の課金方法が異なる 1アクセス毎の最低料金(事業者により50円/100円~)がかかる等、国内のパケット料金、課金方法と異なるため注意が必要。
      海外でも自動的にパケット通信が発生する場合がある ケータイデータお預かりサービスの自動更新機能やiチャネルの初回情報更新時、iアプリの自動起動等、海外でも自動的にパケット通信が発生する場合がある。その際、パケット通信料が発生し、高額になる場合がある。
      無料通話分の適用範囲が異なる WORLD WINGの通話料・通信料は、パケ・ホーダイ、FOMAデータプランに含まれる無料通話分、及び、その他の割引サービス、FOMAデータプランに含まれる無料通信は適用対象外。
      データ通信料が非常に高額になる場合がある パソコンで約1Mバイトの添付ファイル付メールを送信、または受信した場合に、約1,600円の通信料がかかる。

      nications Standards Institute・欧州電機通信標準化協会)によって標準化された方式で最初に利用されたのもイギリス(1993年)でした。

      周波数として900MHz帯を利用するGSM900がもっとも一般的ですが、国や地域によっては1.8GHz帯を利用するGSM1800や1.9GHz帯を利用するGSM1900もあります。幅広く利用されているため、ドコモのワールドサービス・WORLD WING(ワールドウイング)で貸し出している携帯電話はGSM対応端末です。
      <参考:GSMネットワーク表>

      GSMシステムは日本及び韓国では運用されていない為、利用できません。韓国で携帯電話を使いたい場合は、韓国専用端末のレンタルサービスを行っている会社も存在します。

      cdmaOneは米国で生まれたシステムで米国標準規格IS-95により規定されています。主に米国、カナダ、香港、韓国、オーストラリア、日本などに導入されています。国や地域によりそれぞれ利用する周波数帯が異なるようで、同じcdmaOne規格でも国や地域が変わると利用できないようです。cdmaOneの発展形であるcdma2000 1xは、韓国と日本で利用されているようです。

      上述のように、海外で携帯電話を利用するためにはGSMもしくはcdmaOneに対応する携帯電話を利用する必要があります。


  • 3Gとは

    3Gとは、第3世代(3rd Generation)の携帯電話方式の総称で、ITU(国際電気通信連合)によって定められた「IMT-2000」標準に準拠したデジタル携帯電話のことです。欧州ではUMTS (Universal Mobile Telecommunications System)とも呼ばれています。

    アナログ携帯電話が1G(第1世代)、デジタル携帯電話が2G(第2世代)で、これに続く3G(第3世代)という意味を持っています。そこで、3Gは何が違うのかというと、通信速度が高速で通信品質のクオリティが高く、音声だけでなく動画やTV電話、世界中どこでも使えるグローバルサービス等のマルチメディアの扱いに特化した機能を持っているという事が挙げられます。

    日本でいえば、ドコモのFOMA(W-CDMA方式)、ソフトバンクのSoftBank 3G(W-CDMA方式)、イーモバイル端末(W-CDMA方式)、auのCDMA 1X WIN(1X EV-DO Rev.0)がこれにあたります。

    海外で普及が遅れていた3Gについて、最近では年平均成長率が50%を超える成長を遂げ、本年度中に稼働台数1億台に達すると見られています。国内では海外と比べて3Gの普及で先行しており、3Gを高速データ通信に特化した規格に改良して最大100Mbps程度の通信速度を実現する3,5G(第3,5世代)のHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)サービスも開始されました。

    通信の高速化・大容量化にともない、端末開発コストの増大や高度化が進んでおり、端末開発を行う日本のメーカー各社は、開発費と収益のバランスがとりずらい状況があります。実際、第3世代対応のため1台あたりの開発費が100億円近くまで高騰しています。三菱電機は既に携帯開発・生産事業から撤退しており、NEC・日立・カシオが携帯事業を統合、富士通・東芝も検討を行うなど、既存各社は今後いかに開発コストを抑え収益を上げるが課題となっています。



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