海外でスマホを使う方法
海外旅行や出張でスマートフォンを使いインターネットにつなぐ(パケット通信)方法をご案内します。
海外でネット通信を行う主な方法として、「海外用Wi-Fiルーターのレンタル」「携帯電話会社のパケット通信定額サービス」「旅行先現地でプリペイドSIMカードを購入する」「海外現地の公衆無料Wi-Fi・無線LANスポットを利用する」の4つの方法があります。
賢くお安く安心安全に利用する方法を選び快適な渡航を実現しましょう。

[1]
[2]
[3]
[4]
海外でスマホをネット接続する方法一覧 | ||||
海外用Wi-Fi レンタル▼ |
国際ローミング パケット定額▼ |
海外プリペイド SIM購入▼ |
フリーWi-Fi スポット▼ |
|
---|---|---|---|---|
料金 | 約100円/日~ | 980円/日~ | 500円/日~ | 0円/日 |
通信速度 | ◎ | ◯ | ◯ | △ |
通信安定性 | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
セキュリティ (安全性) |
◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
申込方法 | Web 空港店舗 |
Web 携帯直営店 |
現地店舗 | 現地Web |
対応国数 | 約230ヵ国・地域 | 約200ヵ国・地域 | 約80ヵ国・地域 | 約80ヵ国・地域 |
2023年10月13日更新
海外用Wi-Fiルーターレンタルの利用
海外で利用できる手のひらサイズの海外用モバイルWiFiルーターをレンタルして、自分が所有するiPhone等スマートフォンでインターネット接続する方法です。
携帯キャリア各社が提供する国際ローミングのパケット定額サービスよりも割安になりルーター1台で所有スマホやタブレットなど複数台を同時接続することが可能です。
レンタルWi-Fiの料金は地域や対応容量・通信速度(4G-LTE/3G)によって異なりますが、通常で1日定額300円台からと携帯キャリア会社の標準プラン料金1日定額1,980円からに比べ非常にお得になっています。
利用可能なデータ容量はレンタルWi-Fiの場合、通常プランで1日250~300MB、大容量プランで1日500MB~1GBや無制限まで利用できますが、携帯キャリアは標準プランで1日約24MB~30MBまでと大きな容量差があります。
ルーターをレンタルするにはWeb予約した後、出発当日に空港カウンターで受取する方法や出発前日に宅配便で自宅や会社に送ってもらう方法などがあります。現地到着後、ルーターの電源を入れ自分のスマホ設定でWi-Fiをオンにして指定のSSIDとパスワードを入力すればネット接続できます。SSIDとパスワードは貸し出すルーター本体にシールが貼っているケースが多くなっています。
尚、携帯キャリア会社の国際ローミング契約をしている場合は現地到着前にオフにする事が必要です。ローミング設定がオンの状態ですとWi-Fiで接続しているつもりが3GやLTEで接続してしまうケースがあります。(当サイト内の海外iPhone/Android設定ガイドページに案内あり)
関連情報ページ
・海外用Wi-Fiルーターレンタルおすすめ比較
・海外でiPhone/iPadの使い方 Wi-Fi設定
・海外でアンドロイド(Android)の使い方 Wi-Fi設定
-
海外用国際ローミングのパケット定額利用
日本で使っている自分のiPhoneなどスマホから現地の通信会社へ接続して利用する携帯キャリアの海外用国際ローミング・パケット通信定額サービスです。
ドコモ、au、SoftBank、Y!mobileともに国際ローミングを契約していることが条件で料金は1日980円~2,980円と料金プランを段階制で設定しています。
■事前申込不要の海外パケット定額サービスdocomo
NTTドコモau
KDDISoftbank
ソフトバンクY!mobile
ワイモバイルサービス
名称世界
ギガし放題海外
ダブル定額海外パケット
し放題海外パケット
し放題定額料金
<1日>
*パケット
通信料込20万パケット
(24,4MB)まで
1,980円20万パケット
(24,4MB)まで
1,980円25MBまで
1,980円25MBまで
1,980円20万パケット
(約25MB)以上
2,980円20万パケット
(約24,4MB)以上
2,980円25MB以上や動画利用の場合
2,980円25MB以上や動画利用の場合
2,980円
■事前申込が必要な海外パケット定額サービス-
docomo
NTTドコモau
KDDIサービス
名称世界そのままギガ 世界データ定額 定額料金
<1日>
*パケット
通信料込[通常プラン]
200円/1時間
980円/1日
[国地域限定割プラン]
200円/1時間
約746円~/1日980円/24時間
国内契約のデータ容量を
海外でも使える
■海外利用時に必ず事前加入が必要なサービスdocomo
NTTドコモau
KDDISoftbank
ソフトバンクY!mobile
ワイモバイルサービス
名称WORLD WING LTE NET /
LTE NET for DATA世界対応
ケータイ世界対応
ケータイ
ドコモの場合、データ通信量が多い方向けの「海外パケ・ホーダイ」1,980円/2,980円(2段階料金制)とデータ通信量が少ない方向けの24時間30MBまで通信できる「海外1dayパケ」980円/1,280円/1,580円(国・地域別料金制)があります。尚、「海外パケ・ホーダイ」と「パケットパック海外オプション」は併用できません。
auとSoftBank・Y!mobileは2段階料金制で、auは「海外ダブル定額」1,980円/2,980円、SoftBankとY!mobileは「海外パケットし放題」1,980円/2,980円があります。Y!mobileはイーモバイル社(Emobile)をSoftBankが子会社化したため「海外パケットし放題」という同名サービスを提供しています。
音声通話・SMSの料金は対象外で各キャリアともに約24,4MBまで1日最大1,980円、それを超えると最大2,980円になります。
尚、各社共に海外でスマホを利用する際は事前に契約が必要なサービス(WORLD WING等)があります。
自分のスマホを海外でもそのまま利用するため手軽に利用できますが、料金が高めで容量も少ない点があります。
関連情報ページ
・海外パケット通信定額制料金比較
・海外データ通信モバイル定額比較
-
旅行先現地でプリペイドSIMカードを購入
現地の携帯電話会社が運営する町中のショップや空港サービスカウンターで販売されているプリペイドのSIMカードを使う方法です。
プリペイドSIMカードはスマホや携帯電話に取付できる前払いのメモリーカードのことでカードの押し替えで異なる携帯電話会社の通信が可能になります。
SIMカードの取扱はカードの購入から交換や設定までの知識を把握できる方向けと言えます。
現地のプリペイドSIMカードを利用するにはSIMフリーのスマートフォンがSIMロックフリーであることが必要で、各種SIMカードを利用可能なスマホ端末のみ通信できます。尚、国やサービスによって料金制度が異なりますので事前確認が必要です。
-
-
現地の公衆無料Wi-Fiスポット(無線LAN利用)
現地のホテル・宿泊施設や飲食店、カフェ・ファストフード店などに設置されたフリーのWi-Fi・無線LANスポットを利用してネット通信する方法です。
駅や空港などの公共機関でも無料のWi-Fiが設置されている施設があります。無料Wi-Fiスポットの場合、セキュリティ面で不安がある点、使える場所が限られる点、ログイン画面が現地語の場合がある点、店舗によっては無料でない点などのリスクも大きいためネット通信の利用には注意が必要です。
セキュリティ対策をされていない無料Wi-Fiスポットは利用設定方法は容易ですが、Wi-Fiネットワークに潜んでいる攻撃者に個人情報を盗まれる危険性があります。個人情報漏れが気になる方のご利用はおすすめできません。